続きまして13〜17を解説していきます。
13 気候変動に具体的な対策を
過去30年間の日本の熱帯夜の平均日数は、1910年からの30年間の約3倍です。
- 気候に関する自然災害が起きた時の対応力を国で備える
- 教育や啓発をより良いものにし、人や組織の能力を高める
- CO2排出量を減らす
嵐で命を失う89%が低所得国に暮らす人々です。
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
14 海の豊かさを守ろう
私たちが使っているペットボトルやビニール袋などのプラスチックゴミは年間800万トン海に流れています。
- 2025年までにあらゆる海の汚染を防ぎ、減らす
- 海と沿岸の生態系に重大な影響が出ないよう持続的な管理と保護を行う
- 海洋酸性化の影響を最小限に
- 魚介類などの水産資源を全体の数を減らさずに漁ができる最大レベルまでに回復させる
- 魚のとりすぎを助長する補助金は禁止し、新たに作らない
- 水産資源や観光を持続的に管理し、経済的利益を得られるようにする
海のCO2が上昇し続けているせいで多くの海洋生物が亡くなっていきます。
海の資源を守り、大切に。
15 陸の豊かさも守ろう
植物や鳥類、哺乳類、両生類・・・絶滅の危機にさらされています。
- 陸上の生態系と淡水地域の生態系、それらがもたらす自然の恵みを守り、回復させる
- 森林を回復させ、増やし、減少を食い止める
- 砂漠化、干ばつ、洪水の影響で衰えた土地と土壌を回復させる
- 多様な生物が生きられる山地の生態系を守る
- 遺伝資源を使って得る利益を公正で公平に分けられるように
- 動植物の密漁をなくす
絶滅の危機に瀕している動物達は法律で禁止されているにも関わらず高い値段で取引されています。
それが密漁や密輸に繋がり、多国籍の犯罪の一つになっています。
陸の豊かさを守り、砂漠化を防いで、多様な生き物が生き残れるように。
16 平和と公正をすべての人に
世界のどこかで5分に1人暴力によって子供が亡くなっています。
- 暴力と暴力による死を大きく減らす
- 子供に対する虐待、人身売買、などの暴力や拷問をなくす
- すべての人が平等に争いを解決するための司法を利用できるように
- あらゆる形の組織的な犯罪をなくす
- あらゆる形の汚職や贈賄をなくす
- 国境を越える問題を解決するために途上国の参加を広げ、強める
- すべての人が法的な身分証明を持てるようにする
世界の2〜4歳の子供の75%は日常的に保護者から暴力を受けています。
そして4人に1人の子供が出生登録されておらず、法的に存在していないことになっています。
平和で誰もが受け入れられ、すべての人が法や制度で守られる社会に。
17 パートナーシップで目標を達成しよう
国際協力が必要とされている一方で政府開発援助に使われているお金は減少傾向にあります。
- 開発途上国の税金やその他の収入を集める能力を向上するために資金調達を強化する
- 先進国は政府開発援助(ODA)の約束を完全に実行する
- 開発が遅れている国への投資を進める
- 環境に優しい技術の開発や移転、普及をすすめる
- 科学技術のイノベーションを高め、インターネットなど様々なことを実現できるようにする
- 国際的な支援を強化
- 途上国からの輸出を大きく増やす
- 持続可能な開発のために一貫した政策を強化する
ノルウェーやアイスランド、スウェーデンのユニセフの拠出額が群を抜いている。
日本は一人一人の国際協力の意識が低い。
一人一人が生活を見直すことで大きな成果となる。
世界のすべての人がみんなで協力し、目標を達成できるように行動する
SDGsというのは193ヵ国の代表者達が
これからの地球・人間社会を考える上で出した一つの結論です。
貧困や飢餓をなくし、健康的で充実な教育を受けられ、公正と平和と平等に生きる。
世界には195の国がありますが、そのうちの150ヵ国が開発途上国と言われている国です。
貧困や紛争などの問題を抱え、感染症や環境汚染も増えていく一方です。
地球全体の問題は先進国である日本も協力していかなければならない大事な問題なのです。
仕事の方向性やビジネスのアイデアにSDGsを取り入れる
これからの時代は、
社会に優しく持続可能な会社
が発展していきます。
廃棄やロスをなくし、女性の役職者を増やし、クリーンエネルギーを使い、エコな製品開発をする。
日本ではひとり親世帯が増え、賃金が上がらず、少子高齢化によって将来の不安を抱えている人が多くいます。
働きがいと働きやすさの両面を兼ね備え、賃金の向上に努める。
SDGsはより良い人生を考える上での根幹になる
最後まで見ていただけたことで、世界がどのような方向に向かっているかが少しはわかっていただけたかなと思います。
今までの働き方では通用しません。
自分の将来や未来の為に、
独りよがりはやめて新たな生き方を模索していきましょう。