iDeCoやつみたてNISAについて何度か説明して来ましたが、今回は
ETF投資について説明していきます。
これからの時代は
投資している人
と
投資していない人
の経済格差は広がるばかりです。
僕もiDeCoとつみたてNISA以外にETFへ投資を続けています。
今回はオススメ銘柄も含め、ETF投資とは何かを解説していきます。
※投資は自己責任で行いましょう
ETFとは
Exchange Traded Fund (上場投資信託)
の頭文字です。
日経平均株価やS&P500といった指数に連動するように運用されている投資信託です。
ETFと投資信託の違いは細かいことを言えばたくさんありますが、
上場か非上場かの違いです。
ETFは複数の銘柄が一つになった詰め合わせパックだと思ってください。
出典:next funds
分かりやすい画像があったので拝借しました。
例えば
株のA社がamazonだとします。
これだけに投資することを個別株投資と言います。
ETFとは
- A社のamazon
- B社のApple
- C社のマイクロソフト
- D社のアルファベット(Googleの親会社)
- E社のfacebook
といった上場している企業を詰め合わせた商品になります。
個別株のデメリット
個別株でamazonに投資しようとすると、時価総額が一兆ドルを超えますので
一株買うのに約38万円かかります。
とてもじゃなけど買い続けれません。
個別株は、
これから業績が上がるであろう企業の目利きができないと利益になりにくいのです。
誰もが知っている大企業は株価が高いので積み上げていくのは難しいです。
安いときに買い、高いときに売る
これができない初心者にはオススメできません。
- 将来的に成長する理由が明確
- 決算書が見れる
- ファンダメンタル分析
- PER・PBRがわかる
コカコーラやP&Gは誰もが知る企業ですが、超優良投資先です。
個別株投資は目利きと軍資金が大切なので、投資初心者は手を出さない方がいいでしょう。
ETFの種類
- 国内株式
- 外国株式
- J-REIT(不動産投資信託)
- 外国REIT(不動産投資信託)
- コモディティ
などが主にあります。
REITとは
投資家から集めたお金で不動産へ投資し、そこから得られる賃貸料や不動産の売却益を投資家に配当として振り分ける投資です。
コモディティとは
金・銀・プラチナなどの貴金属や、トウモロコシや大豆などの商品に投資することを言います。
ETFのメリット
- 分散投資
- 価格が安い
- 指標と連動されているので値動きが分かりやすい
- いつでも売買できる
さまざまな銘柄で構成されているので、一つ持つだけでたくさんの有名な企業に投資する事になります。
値上がりする銘柄も値下がりする銘柄も一つになっているので、個別銘柄一つに投資するよりもリスクは低くなります。(その分リターンも低くなる)
❷ 費用が安いため長期投資向き。
ETFには売買コストと保有コストが発生します。
手数料に関しては、必ず安いものを選ぶのが原則です。
口座開設は
SBI証券・楽天証券
がオススメです。
証券会社や銀行で勧められるものは絶対に手を出さない
手軽に投資できる分大幅な利益にも繋がりにくいので、長期で積み上げていく投資をしましょう。
❸ 指数の動きに連動するように運用されているので値動きが分かりやすいです。
❹ いつでも売買できる。
取引時間内であればいつでも売買ができます。
相場を見ながらリアルタイムで取引できるので安心です。
どのようなモノを選べば良いか?
分散の方法は?
そこら辺を詳しく解説していきます。
ETFのデメリット
- 売買手数料がかかる
- 複利効果が期待できない
- 積立投資ができない
まずは
❶ 売買手数料がかかる
これに関してはSBI証券や楽天証券などでは0.1%程が一般的な手数料なので気にしなくていいかなと思います。
証券会社や銀行窓口で解説してしまうとかなり高くなってしまうので絶対にネット証券で開設してください。
❷ 複利効果が期待できない
ETFの場合、分配金を再投資してくれる仕組みがない為、決算時に全て現金で支払われてしまいます。
ここがiDeCoやつみたてNISAと違ってくる部分になります。
複利や節税メリットの観点からも、
iDeCoやつみたてNISAはとても優れた制度になります。
❸ 積立投資ができない
長期投資に向いているETFですが、毎月決まった額を購入し積み立ててくれる積立投資ができません。
自分で再投資する必要があります。
買うタイミングを図れるという点では良いと言えるでしょう。
オススメ銘柄公開
あくまで僕が投資している銘柄なので投資する場合は自己責任でお願い致します。
(2021年7月31日現在)
- SPY(SPDR S&P500 ETF)
- VTI (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
- VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)
- VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
- VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
- 純金上場信託
- VWOB(バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF)
になります。
基本的には米国株(S&P500)を軸にしています。
アセットアロケーションを決めましょう
アセットアロケーションとは、
”資産配分”のことです。
どの資産にどの程度の割合で投資をするかを決める
アセットアロケーションをしっかり組むことで限りなくリスクを低くしていく戦略になります。
僕のアセットアロケーションでいうと、
株式・40%
債券・10%
不動産・10%
コモディティ・15%
現預金・25%
といった形になります。
そしてこのアセットアロケーションの中に組み込むのがポートフォリオになります。
ポートフォリオとは
株式・40%
債券・10%
不動産・10%
コモディティ・15%
現預金・25%
このアセットアロケーションに
株式・40%(SPY・VTI・VWO・VYM・VT)
債券・10%(VWOB)
不動産・10%(外国REIT)
コモディティ・15%(純金上場信託)
現預金・25%
といった形に分散するのがポートフォリオです。
世界経済や世界情勢に興味を持って株価の動きを見る癖がつけば、
投資はとても勉強になるし楽しいものです。
投資を始めればモノの見方や価値が変わります
無駄遣いや衝動買いが減ります。
これからも色々と発信していくので一緒に勉強しましょう。
最後に、
投資にはリスクが伴います。
未来のことは誰もわからないので、必ず儲かるという保証はありません。
”自分のマネープラン”と”自分のルール”を作り、堅実に積み上げていきましょう。
自分自身の判断と責任に基づいて投資を行いましょう