お金が発生する状況になった時、それが
- 投資
- 消費
- 浪費
の、どれにカテゴライズされるかを考えてお金を使います。
浪費だと思った場合はお金を使いません。
買うのも食べるのも止めます。
スタッフや後輩、友人とのご飯は投資。
お腹が減ってコンビニで使うのは消費。
お金を使うのは投資と消費だけにする
20代のお金がない時、暇を見つけてはパチンコに行っていました。
お金がないのに、増やす方法はそれしかないと思っていました。
良い思いもたくさんしましたが、
今は時間もお金も浪費だと気付いたので何年もやっていません。
20代は本当にお金がありませんでした。
美容師さんはみんなそうじゃないでしょうか？
ハサミのローンや奨学金、税金も今と違って引き落としではなく振り込みなので、手元に残ったわずかなお金から払わないといけません。
練習するのに必要なウィッグも会社の規定で1台5000円もするやつでしたし、カットの練習に入ったら毎月20,000円は人形代に消えました。
服もカラー剤のついている服を着ていたら買いに行かされましたし、貯金なんて夢のまた夢です。
それでも後輩とご飯に行った時にお金を出させたことはありません。
アシスタント統括リーダーとして約30人ほどを管理していましたが、
僕がお金のない姿を見せることは後輩の希望を奪いかねないからです。
たくさん言われましたが、
マックや吉野家で話を聞く事も絶対に避けていました。
どの後輩に聞いても
僕が大変だったと思わないはずです。
絶対にその姿を見せなかったので。
その経験が今に繋がっている
その時に恩を感じてくれている後輩はいまだに何かあったら相談をしてくれますし、独立して何年も経っているのに交流もあります。
今も頼ってもらえるのはとても喜ばしいことです。
辛くて大変だったけど、
しっかり向き合った結果が今の人間関係を構築していると思うと
我ながら良いお金の使い方だったんだなと思います。
本も今ほどではありませんでしたが、買って読んでいましたし、リーダーとして後輩にはうるさいくらい「本を読め」と伝えていました。
コロナで1年半ほど飛行機に乗れていませんが、
それまでは22ヶ月連続で飛行機に乗り、旅行をしていました。
その中で福岡に行った際、
暖かいだろうと思い薄着の着替えだけを持っていきました。
いざ着いてみるとめちゃくちゃ寒い。
急遽、近くにあった服屋で3000円くらいのアウターを買いました。
こういうのを浪費と言います。
北海道に帰ってきたら絶対に着ないですし、わかってて買うのも嫌でした。
高くても納得のいくものを探せればこうならなかったからです。
修学旅行以来行ってはいませんが、ディズニーなどで買ってしまった耳のカチューシャなどもこの浪費のジャンルに入ると思います。
人のお金の使い道にとやかく言うつもりはないのですが、お金がない人ほど浪費家なのは間違いないと思います。
お金の使い方はセンスが問われるのです
僕は高い服をたくさん持っていますが、
自分のイメージ操作、ブランディング、モチベーションを考えて投資として買っています。
（最近は高い服に興味もなくなりました）
金額の大小は関係ありません。
10,000円だからとか、100円だからとかの感覚ではないのです。
お金の使い道は自分をどう魅せたいか
お金がないからと誘いを断ってまで高い服を買うのはやめましょう。
中身が伴わなくても、高い服を鎧として身につけるのは賛成ですが、平行して中身にも投資をしましょう。
本は毎月1~2万円分買いますが、
こんなにリターンの良い投資はありません。
若いうちにどれだけ記憶に残るものにお金を使ったか？
よく
という人がいます。
それが浪費です。
若いというのは年齢ではなく、
”今”その時です。
有名な話で
60歳の時にヴァイオリンを習いたいと思ったお婆さんは、
「もうこんな歳だし、今から始めても仕方ない」と諦めました。
そして90歳で亡くなる時に
「あの時にヴァイオリンを始めておけば30年も楽しめたのに」と、
後悔したまま亡くなっていきました。
お金と時間はあっても使わなければ何の価値も生まれません。
お金の使い方一つで
成功も失敗も、富豪にも貧乏にもなれるのです。
皆さんもお金を使う際は
それが
- 投資
- 消費
- 浪費
の、どれにカテゴライズされるかを考えてお金を使ってみてください。
