上半期はランキング形式にしましたが、下半期は読んだ中で面白かった(記憶に残った)本を10冊紹介します。
2021年に発売された本以外もありますが、今年はトータルで71冊の本を読みました。
漫画や小説は苦手なので読みません。
自己啓発や経営、名言などノンフィクションしか読めないため偏った紹介になりますが、気になるものがあればぜひ読んでみてください。
世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた
仕事・勉強・人生がうまくいく脳科学的に正しい31の習慣。
自分磨きを楽しめる方にオススメです。
頭のいい人とは秀才のことを言うわけではありません。
何個か紹介します。
- 決まった儀式を行う
- 断られたくらいで諦めない
- 自分と相手の得を考える
- いつでも仕事が楽しそう
- 適度なストレスを与える
- 愚痴を全く言わない
- 本から何でも吸収する
- 流れ星に願い事が必ずできる
- 強気のふりをする
etc…
この中でも流れ星に願い事が必ずできるというのはとても大事だと思っていて、
そのくらい四六時中願っていて想いが強い証拠だということです。
僕は毎年12月中に来年の目標を立て、新年一発目に神社の絵馬に書きますが、1年間はその目標を達成することしか考えていません。
だからこそ起業して9年連続増収増益でこれたと思っています。
目標や願いは想いの強さで叶うと信じています。
30代にとって大切な17のこと
本田健さんと聞いたら自己啓発本を読む方はわかるかもしれません。
「人生で一番忙しい10年」をどう生きますか?
僕の場合、仕事量や勉強量、必死に仕事をしていたといえば20代になりますが、30代は頭を使う忙しさもプラスされます。
20代が種まき期、30代が育成期、40代が収穫期と言われています。
20代は質より量が大事ですが、30代では質を高めれないと良いものは育ちません。
30代は選択の10年です。
- 結婚
- 出産
- マイホーム
- 転職
- 独立
この先の人生を決める決断がすごいスピードでやってきます。
20代では不安や能力不足で早すぎるかもしれませんし、40代では遅すぎるかもしれません。
- 時間とエネルギーの使い方
- 社会や仕事での自分の居場所
- 人生の優先順位
- 家族や親について考える
- 一生付き合える人と出会う
- 自分のファンをつくる
- 趣味や好きなことを仕事に繋げる
- 人生のプランを立て、お金の使い方を考える
今の自分は過去の自分が創り上げてきた結果です。
この10年をどう過ごすかで40代が決まってきます。
何となくの日々を過ごすのではなく、どうなっていたいかを想像して毎日を過ごしましょう。
時を稼ぐ男
青汁王子こと三崎優太の本です。
エンタメ要素が強いかな?と思って読んでましたがしっかりビジネス書でした。
「お金持ち」になる為にはどうしたらいいか??
1ページ目から答えが書いてあります。
行動を起こすこと
これは全ての成功哲学・成功者の共通のワードです。
僕自身まだまだですが、僕から見ても
と言ってる人で本気で行動している人は1%もいないと感じます。
お金を稼げる衝撃的な”ノウハウ”など存在しません
いくら本を読み漁り、知識を蓄えても行動しなければ意味がないのです。
99%の人は行動しないのだから、行動すればお金が稼げるのが確定しているのにです。
というパターン。
何をしていいかアドバイスをしてもそのまま行動を移す人も1%ほどでしょう。
100%成功するビジネスなの存在しないのですから、10回チャレンジして1回成功すれば9回の失敗は回収できるということです。
読みやすい本なので「行動するのが苦手」「失敗するのがこわい」という人には良い本だと思います。
胸に熱く響く 経営者100の言葉
松下幸之助、スティーブ・ジョブズ、稲盛和夫、本田宗一郎・・・
人生を変える87人の名経営者の言葉集です。
- 戦いに勝つ言葉
- 人を育てる言葉
- 仕事を愛する言葉
- 本質を見抜く言葉
- 道を示す言葉
の5章から構成されています。
仕事とは何か?
何の為に働くのか?
言葉は人を奮い立たせてくれます。
言葉のシャワーを浴び、新たな気持ちで仕事に向き合いましょう。
安いニッポン 「価格」が示す停滞
”年収1400万円は低所得”という衝撃の帯に惹かれて購入しました。
先進国と呼ばれ海外から人気のあった日本はもう影を潜めました。
今や海外から見た日本は
何でも安いバーゲンセール国なのです。
世界で最も給料が上がらない国、日本
賃金が上がらないから安いものばかり口にする。そしてその安い店で働く人の賃金は上がらないというスーパーデフレ状態です。
平均年収はアメリカの半分です。
働き方改革もあり、企業への締め付けも厳しくなりました。
一番は労働生産性が上がらないのが原因です。
日本は時給思考が強く、
働いている時間=給料
が常識という教育が根底にあります。
これについては次回のブログで書きますが、この意識がなくならない限り日本は停滞・衰退の一途を辿ることになるでしょう。
今の日本は
- 我慢して貯金する
- ジリ貧で使う
の2パターンです。
「失われた30年」と言われるほど成長できなかった日本に対し、世界はどんどん成長し生活ギャップを生みました。
今の日本とこれからの日本を知ることで未来の手がかりを得ることができる1冊です。
「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法
人生で最も破壊的な言葉それは・・・「あとで」である。
先程の青汁王子のところでも書きましたが、同じ事がこの本にも書いてあります。
99%の平凡な人たちも優れたアイデアを持っている。
ところが彼らは実行しない。
一方、1%の特別な人たちは違う。
彼らはアイデアを必ず行動に移す。
成果=力量×実行力
力量とは才能・知識・想像的なアイデア・組織の企画力・・・
いくら力量があっても実行力がなければゼロ。
これに気付かない人が多過ぎる。
逆に、力量がなくても実行力があれば1になる。
周りを見渡してみてほしい・・・
結果・成果の上げている人は行動していないか??
そこに特別な能力は必要ないのです。
結果の出ない人は、生きる場所を変えようとしない。
「今いる場所」から「望みの場所」へ住む場所を変えないといつまで経ってもギャンブルの世界を生きることになる。
特技が「いつかやろう」「暇になったらやろう」「後でやろう」の人はこの本を読むことで住む場所を変えましょう。
成功者がしている100の習慣
- 夢
- 目標
- 仕事
- 人間関係
- お金
- 健康
- 老後
「習慣」が変われば人生が変わる
過去は変えられない。変えられるのは、自分の考えや感情だけ。
成功する人は「あと1歩」をふんばり、成功しない人は簡単に諦める。
成功は待っていてもやってこない。こちらから迎えに行く。
成功する人は「モデル」から学ぼうとし、
成功しない人は成功者を真似ようとしない。
「成功者のマインド」を普段から意識し、真似し行動していれば確実に成功できる。
オリジナリティーを出すから失敗に終わるもの。
「マインド」を変え、「行動」する。非常にシンプルです。
本のタイトルの通り、成功者がしている100の習慣が紹介されています。
難しい技術は必要ありません。
ただ、意識し続けるのは相当難しいです。
15年以上世界中の成功者にコーチングしてきた著者だからこそ知り得た成功者マインドと習慣。
まずはできることから真似してみるのも良いでしょう。
ここからは過去の良書になります。
長年読まれ続けている”本質がわかる本”なので流行りではなく芯を捉えた本を紹介します。
お金持ちになれる黄金の羽の拾い方
2002年に発売され、今現在も重版され続けてきた資産形成の名書です。
”誰でもできる資産1億円の作り方”を解説した本です。
今日本は証券口座やFX会社に口座を作る際、マイナンバーの登録が必須になりました。
これは金融機関とマイナンバーを紐付けすることによって個人資産を把握し、国が効率的に課税できるようにするためです。
「個人」を「法人」の「人格」を使い分ける事によって税制優遇を受ける基本戦略を説明してくれています。
幸福になる為にお金は重要ですが、お金だけでは幸福になれません。
- 金融資産
- 人的資本
- 社会資本
を最適化し、税収というゲームを勝ち進めるための本になります。
難しいですが、知らないと損する事だらけなのでオススメです。
20年以上読み続けられている理由があります。
お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!
人生すべてが「出会い」の生かし合い。
「素直さ」「熱意」「人好き」の究極の人たらしによる出会った人すべてを人生の応援団にしてしまう秘術。
お金がなくても人を好きになり、好きになられる事によって人生が大きく変化していくエピソードは笑いもありながら感動します。
- 人の心は、足で歩いて手でつかめ(ご縁の見つけ方)
- 尊敬する人のご縁で、人生が濃くなる(ご縁の深め方)
- 「人たらし」の本質は、人を喜ばせること(口コミのつくり方・広げ方)
- 頭も資格も、お金もいらない(自分の肥やし方)
- 人を育てるとは自分が育つこと(人と組織のつくり方)
「金持ち」より「人持ち」。また会いたいと思われる人になれたら人生大勝利。
本当にあったエピソードなので読みやすく入ってきやすいです。
- 人見知りする
- コミュニケーションが苦手
- 飛び込む勇気がない
- 売上を上げたい
- 人気者になりたい
- 何をしたらいいかわからない
著者の行動力はぶっ飛んでいますが、逆なら好きになってしまうだろうなと思います。
人を好きになれば人から好きになってもらえる・・・ファンづくりの本質です。
LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲
フェイスブックのCOO(最高執行責任者)が書いた大ベストセラーの本。
SDGsの影響もあり、女性管理職が注目されています。
女性がもっと社会で活躍し評価を受けるべきだという声は昔からありました。
結婚や出産で職場を去る女性はいまだに多く、育児と仕事の両立に悩む方も少なくありません。
この本はそんな環境で悩んでいる女性に向けて「1歩踏み出す勇気」と「社会で生きていく上での知識」を授けてくれます。
この本の著者でフェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグも
これを世界中の女性に届けたいと女性への支援活動も行っています。
2人の子供を育てながらフェイスブック社の他に6社の取締役に就いています。
仕事と家庭、育児に悩みながらそれでもキャリアを積みたい女性はもちろん、良いリーダー・優れたリーダーになりたい男性にもオススメの本です。
役職者やリーダーはこういう女性が現れた時にしっかりサポートしてあげられるような環境をつくるべきでしょう。
僕は元々女性管理者をつくりたい方針なので積極的に登用していましたが、この本を読んでより女性管理者の必要性を感じました。
日本の女性経営者の中でもこの本に影響を受けたという方は数多くいます。
自分で道を切り開きたい女性にとってはバイブル的な本になるでしょう。
以上の10冊になります。
良い本との出会いは生きていく上での財産となります。
1000円ほどで素晴らしい人たちの考えや頭の中を覗けるとなるとこれほど安価でコスパの良い勉強法は存在しません。
気になるものがあったら是非読んでみてください。