先日、温泉に行きました。
露天風呂に入ってテレビを見ていると、
「日曜の初耳学」という番組がやっていました。
その中のコーナーで「インタビュアー林修」というコーナーがありました。
時代を牽引するカリスマには、誰の人生にも役立つ考え方がある。
と、銘打って始まったこのコーナー。
今回のカリスマとして現れたゲストは俳優の大沢たかおさん。
僕は長風呂が苦手で温泉に行ってもすぐに上がってしまうのですが、これが始まってからは暑さを忘れ、完全に見入ってしまいました。
あまり俳優さん・女優さんに興味がない僕ですが、
惚れ込んで聞き入ってしまい、仕事人としてとてもカッコ良く、刺激をビンビンに受けたので今回書くことにしました。
(記憶が曖昧な部分もあるので、間違っててもお許しください)
スカウトされモデルに
大学1年生の時にスカウトされ、モデルに。
大学3年生の頃には、
活躍の場を世界へ広げるために自分で貯めたお金でパリコレに挑戦。
出演の確約がないままパリへ。
数々のオーディションを受け、唯一拾ってくれたのが
YOHJI YAMAMOTO
世界のモデル達を見ていくうちに自信がなくなり、挫折し、
25歳でモデルを辞め、役者の世界へ・・・
ギリギリまで追い込んだ演技はお客さんが喜ぶ
映画キングダムの王騎将軍を演じた大沢たかおさんは、
役作りのために7ヶ月で18キロの増量をしたとのこと。
トップ俳優でありながら、50歳を過ぎてもこのストイックさがある事に驚きました。
自分の限界を越え続けるような作品じゃないと
お客さんは喜ばない
クオリティを求めたり、お客さんに感動や喜びを伝える事よりも視聴率を稼ぐためのドラマづくりになっていることが嫌になり30歳でドラマ出演を辞める。
映画は手を抜いたら終わり
監督はこの1本に全てをかけてくる。
カメラマンもその1本の為に雇われる。
手を抜いた瞬間に仕事がなくなる。
みんながこの意識で仕事できなければいい作品が生まれない。
映画はフリーランスの集合体
結果を出さないと次がないという人たちが集まっているからこそ、
みんなが同じ方向を向いて一つの作品を創り上げる。
その空間がプロとしての感覚を研ぎ澄ませていく。
最近、フリーランスの人が増えてきた
フリーランスの考え方も多様だと思いますが、僕が感じるからに
- 自由時間の確保
- 稼げるという誘惑
など、時間×給料でフリーランスになろうとしていることが多いように思います。
フリーランスとは個人事業主です
受けた仕事で結果を出さなければ次はないのです。
能力が高く、自分に厳しい人には向いていますが、そうでない場合は軽く考えるのを止めましょう。
最近はフリーランスから正社員に転籍する事例が増えています。
8年ぶりにドラマに復帰
ドラマ低迷期にここでドラマに挑戦したら面白いかなと思い、
「JIN-仁-」で復帰。
最高視聴率26.1%の国民的ドラマになったが、
医者がタイムスリップで江戸に行く
この謎な企画に対して周囲の反応は・・・
「何年間もかけて映画で培ってきたものを一個のドラマの失敗で全てを失うかもしれない」と猛反対。
それに対して、
「JIN-仁-」の制作現場は過去で一番キツかったとのこと。
一つのシーンを撮るためだけに飛び回り、一個もロケーションに妥協しない。
そのためだったら寝ない。という気迫の現場。
手を抜いたら一瞬で見なくなる
仁を演じる為に・・・
現代から江戸にタイムスリップした仁。
その孤独で寂しい気持ちを少しでも理解しようと
3ヶ月間、携帯電話を置き情報を一切遮断してイギリスへ
この寂しくて帰りたくなる気持ちを大事に演じようと思った。
やりたい役ややりたい仕事は?という質問に対して
僕は、
このシンプルだけど重みのある一言で完全にやられました。
ここまでの大俳優でもこれしか考えてないのかと。
続けて、
僕の演技でお客さんが元気付くのが、唯一俳優をやってこられた理由です
30分くらいのコーナーだったと思いますが、ここまでストイックに他人の為に頑張れるのかとただただ衝撃でした。
僕も人の為に尽力できるタイプだと思っていましたがレベルが違いすぎたなと。
凄すぎて、落ち込みもせず感動していました。
ルックスはもちろんですが、男としてめちゃくちゃカッコ良いなと。
こういう人が、
人気になり必要とされる人になるのだと、勉強になりました。
自分の仕事をどのように選んでいますか?
- 辛い
- 面倒臭い
- ラク
で選んでいませんか?
給料は「ありがとう」の対価
他人の為に頑張るカリスマの金言を聞いて、
僕も新たな気持ちで仕事に向かう決意が出来ました。